
こんにちは。
突然ですが映画って観ます?
僕は人並みに観ます。
年代ジャンル問いませんが、子供の頃から今に至るまで洋画ばかり観ています。
で、まあその中でもたまに、全体の比率としては微々たるものですが、
ゲイが出てくることがありまして。
今回はそんなゲイ(が出てくる)映画の特集・第一弾です。
※ちなみに僕自身はヘテロセクシャル(異性愛者)ですが、彼らに対する差別意識はありませんし、
まして映画の登場人物を偏見でもって見ることもありませんのであしからず。
ホモじゃないけど観る映画にホモが出てくる謎
何も好き好んでそういう作品を選んでいるわけではなく、
面白そうだなと思って観る映画にゲイが出てくるんですよ。ええ。
違いますよ?
誤解のないように言っておくと、とうふが好きなのは可愛い女の子です。
性癖としてはゲイじゃなくてレズが好きです。百合です。
(どっちにしろ脳が腐っていることに変わりはないのでは……?)

で、ここが不思議なんですが……なぜかゲイが出てくる映画って面白いんですよね。
僕はもともと男同士の友情やブロマンス的な作品は映画や漫画でも好きなので、あまりそういった描写に抵抗がないというのもありますが……(キス以上はキツい)。
でも、「そういう描写があるから」などの理由で面白い作品に触れないというのは非常にMOTTAINAIと思うのですよ。
そこでこのテーマでは、そんなゲイが出てくる映画の中でもおすすめの作品を、簡単な解説も交えていくつかご紹介していきます。
(そういう描写が苦手という人のために、ゲイ描写のレベルをS~Dの五段階で表したゲイ度も併記してあるので参考までに)
今回の映画はこちら。
『マイ・プライベート・アイダホ』
(1991)(ゲイ度:A)
監督は『グッド・ウィル・ハンティング』などのガス・ヴァン・サント。
おっさん達に身体を売って日銭を稼いで暮らすストリートボーイの主人公と、彼の遊び仲間ながら実は富豪の御曹司でもある親友との友情?を描いたドラマ。
主人公をリバー・フェニックス、御曹司の親友をキアヌ・リーブスが演じています。 なんと豪華な……。
これは主人公がゲイで、その親友がバイセクシャル?ですね(途中で普通に女性と恋に落ちます)。
ゲイ描写は、抵抗ある人には結構キツいんじゃないかと思われるシーンがちょくちょくあります。
ただ、それを差し置いても見る価値のある作品ではないかと。
それほどに、とにかく主演の二人が美しい。
二人とも有名すぎるので何の説明も要らないと思いますが、一応解説も踏まえて。
リバー・フェニックス と キアヌ・リーヴス
リバーは後に23歳にして急性薬物中毒で亡くなっていますが、彼の生い立ちからして結構悲しいんですよね。若きスターではありますが、なんでも両親が怪し気なヒッピー系カルトの信者で、反麻薬活動を支持しつつも自身が麻薬中毒者だったりしたようです。

この映画の彼のキャラクターとも似た儚さや危うさを、リバーは実生活でも漂わせていたわけですね。なので妙に演技はもちろん雰囲気に引き込まれます。
代表作は『スタンド・バイ・ミー』(1986)など。
そしてキアヌは、劇中のキャラクター同様、実生活でも裕福な家庭の元に生まれています。
気さくな人柄と気品のある顔立ちに、後にアクションスターとなるほどの器用さと運動能力も兼ね備えたスーパースターです。

僕の世代はやはり『マトリックス』シリーズが最も有名でしょうか。
最近は『トイストーリー4』で吹き替えもやられてたりしますね。
日本にも割と愛着があるようで度々来日してくれてます。
(今回、なぜか香川県で発見されたらしいですね。うどんか?笑)
印象に残ったシーン
と、まあこの映画は、そんな主演二人の繊細な演技と、ゲイでなくともなんとなく共感出来るような心理描写に浸り、なんとも言えない切なさを味わうことが出来る作品だと思います。
僕が心を打たれた場面は、物語の途中、暗闇の中で焚き木を囲いながら主人公が親友に向けて自らの想いをぶち撒ける(意味深)シーン。
……あまりにも切ない。
リバーはスタンド・バイ・ミーでも同じような『親友に向けて思いを打ち明ける』カットを熱演していますが、それが本当は話したくないけど話さずにはいられない悲しみを吐露する場面なのに対して、今作では話したくて仕方がないけど話したところでどうにもならない悲しみを告白するわけです。
……うーん、エモい!(個人の感想です)
現在はAmazonプライムビデオの無料枠ではないのですが、199円で観れるので是非おすすめ。
弟ホアキンとキアヌの最新話題作!
ちなみに日本ではもうすぐ、リバーの弟・ホアキンがバットマンの宿敵・ジョーカーを演じる、同ヴィランの誕生を描いた映画『JOKER』と、
キアヌ主演のガンアクションシリーズ『ジョン・ウィック』の最新作が公開されるので楽しみですね。
どっちも早く観たい!