最近観た映画『TENET(テネット)』

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©2020 Warner Bros.

「来いよテネット。怖いのか?」

こんにちは、とうふです。

コロナもありますしそんなに見る気はなかったんですけど、

ちょうど先週ノーラン嫌いの宇多丸さんが評してて結局気になって行くことに。

とうふは二子玉川の109で観ましたが、このコロナ渦にも関わらず結構人入ってましたね。
(今日でちょうど公開から一ヶ月)

あと今週末から座席の制限が解除されるらしいので、空気感染リスクが気になる人は今の内に行っておいたほうがいいかもです。
(コロナって空気感染するんだっけ?)

映画『TENET テネット』スペシャル予告

※当記事は途中からネタバレを含みます。未見の方はご注意。

ノーラン作品に対する個人的見解

さて。
とうふはノーラン作品はそこまで好きってわけでもないんですが、
まあなんだかんだ毎回観に行ってます。

脚本とかは置いといてもまあ、毎回映像は凄いですからね。

アトラクション映画

とうふにとってはある意味マイケル・ベイ映画を観に行く感覚に近いです。

映像体験としての、アトラクションとしての映画鑑賞

近年ではマーベルの『ドクター・ストレンジ』なんかがそうでしたね。
(因みに今作の『時間逆行描写』の既視感は完全にこれでした)

「ドクター・ストレンジ MovieNEX」ドクター・ストレンジの魔術


この人の映画は「なんかすげぇ!映像すげぇ!」となって

なんか満足した気になれればそれで充分で。

「……よく考えたらあのシーンおかしくね?」とか

「……え? ……ってことは……え?」とか。

どうでもいいんです。

いいんです。深く考えたら負けです。

同監督作品

そんなわけでクリストファー・ノーラン監督作品。

とうふはヒーロー映画好きなので『ダークナイト』はもちろん、
その続編の色々残念だった『ライジング』も結構楽しめました。

監督ではないですが同じくヒーロー映画の『BvS』『ジャスティス・リーグ』の制作にも携わっていたり。
あと『インターステラー』も宇宙モノが好きなのでわりと好みだったり。

で、まあ今作は同監督作としては『インセプション』に近い位置付けですかね。
言うなれば矛盾だらけ映像特化型』。

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ドム・コブは人の心が無防備な状態、つまり夢を見ている間に潜在意識から貴重な秘密を盗み出すスペシャリスト。その特異な才能は産業スパイが暗躍する世界で重宝される一方、そのために彼は最愛のものを奪われ、国際指名手配されてしまう。そんな彼に失った人生を取り戻すチャンスが。そのためには「インセプション」と呼ばれる、アイデアを盗む

キャスト紹介

ジョン・デイヴィッド・ワシントン

黒人主人公ということで、そっちのメッセージ性が強い作品なのかなと思っていましたが、
まあ別段そこを強調するようなこともなく、自然に物語に集中できました。

©2020 Warner Bros.

そのジョン・デイヴィッド・ワシントンさん、『ブラック・クランズマン』でカイロレンと共に主演を務めた方ですね。

©2018 Focus Features LLC

(髪型雰囲気が丸っきり違うので初見ではわからんかった)

これも面白い映画でしたね。まあ内容が内容なのであまり面白いって評するのも憚られるんですが……。

……ん? 黒人俳優……ワシントン……。

ってこの方、デンゼル・ワシントンの息子なんですね。そりゃつえーわ。

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二人の刑事が挑むのは、史上最も不可能な潜入捜査。 1970年代半ば、アメリカ・コロラド州コロラドスプリングスの警察署でロン・ストールワース(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は初の黒人刑事として採用される。署内の白人刑事から冷遇されるも捜査に燃えるロンは、情報部に配属されると、新聞広告に掲載されていた過激な白人至上主義団

ロバート・パティンソン

ただまあ今作、ぶっちゃけ準主役であるニールの方に惹かれた人の方が多いのではないでしょうか。

笑顔やユーモアを絶やさず、主人公に協力するなんかよくわからんけど有能バディ
『インセプション』におけるジョセフ・ゴードン・レヴィットみたいなキャラ。

で、演じるイケメン、ロバート・パティンソン
控えめに言って顔が良すぎるなんだこの美形

©2020 Warner Bros.

笑顔がめっちゃ素敵です。
ハリー・ポッターの悲劇の優等生、セドリック・ディゴリーですね。
今となっては『トワイライト』シリーズの方が有名なんですかね。
(とうふはトワイライトは未見)

実は次のバットマン

因みに彼は次のバットマン/ブルース・ウェインなのでもう堪らんですね。
肉体派のベンアフバッツが見た目中身ともに大好きだったので、
予告を見た感じ肉弾戦に力入れてくれてるっぽい彼も楽しみです。

ベールバッツとベンアフバッツのいいとこ取りみたいな印象でしょうか。
キャストオフが楽しみ。

The Batman – DC FanDome Teaser

ケネス・ブラナー

それと今作の悪役、ケネス・ブラナー
同監督の前作『ダンケルク』にも出演されていました。

©2020 Warner Bros.


今回は『何かと妻を支配したがるDVクズ成金』役。

「この人実生活でもこんなんじゃないよね?」

と心配になる辺りはやはり演技力ですね。俳優ってすげえ

しかし向こうはマルフォイの中の人に脅迫とか来る国民性らしいので、
あっちのヒール俳優は本当大変だなあと思う。
GOTのあいつも殺人予告とか凄かったらしいですね。
現実とフィクションの区別を付けましょう。

で、なんと言ってもこの人の無表情顔芸ですよ。見どころは。
ゴミみたいな死に様を見せてくれるので最期まで飽きないです。

ハリポタ出演者

あとこの人もハリポタ出演者で、『秘密の部屋』ギルデロイ・ロックハート役だったんですね。

こマ? 面影が無さ過ぎるだろ……。つーか秘密の部屋20年前かよ……。こわいこわい。

©2020 Warner Bros.

他のキャストも

あとは言うまでもなく美人のヒロインエリザベス・デビッキさん、中盤からアーロン・テイラー=ジョンソンが組織の実行部隊の隊長として、それからお馴染みマイケル・ケインいつもみたいな感じでちょろっと出てたり。

気になる内容は?

んなわけで、さてさて内容ですが。
話の詳しい説明なんかは他の頭いい人たちが他所で解説してくれているのでそれ見てください。

で、まあ自分が特に気になった点。点というか説。
これを知って点が線になったというわけでもないんですが、
もしこれだったら結構好きな作品になるかも、という設定。

どうもファンや評論家の間で一つ、定番というか人気の解釈があるようでして。

※↓ここからネタバレ含みます↓※

【ニール=マックス説】

これはなるほどと唸りました。エモいですね。

ニールは前述の通りロバートパティンソン演じる謎のバディ、
マックスは主人公が救おうとするヒロインの、今はまだ幼い息子

ラストでニールは主人公を救うために、未来の主人公から送り込まれたと告白しています。
劇中、主人公とマックスが接触する場面は描かれていませんでしたが、主人公は終始ヒロインと彼の安全を気にかけている様子が伺えます。

©2020 Warner Bros.

言うなればターミネーター1作目ってことですかね。

思い返せば、カーチェイスの場面で主人公がアルゴリズムよりヒロインを優先したことについて、ニールがそれを咎めもしないのが違和感あったんですよね。
それも彼女が彼の母親だったと考えれば合点がいきます。

でもそれなら……

ただ、やたらとブサイクな説明台詞が多いのに、
ラストでそういうところに限って説明してくれないのは不親切というか、
逆にスマートじゃない気がします。

映像や演出でさり気なく伝えるべき部分は全部台詞で説明してるのにですよ。

ダークナイトもラストのゴードンの語りがあってこそだと思うのですよ。
(ライジングは思わせぶりな描写だけで済ませていたのが物足りなかった)

そこは「僕は彼女の……いや、なんでもない」とか匂わせるくらいの台詞は用意してほしいなあと思ったり。

まあ彼は「秘密にしておいたほうが良いこともある」主義を貫いていたので、
「自分を送ったのはあなただ」までしか言わないのは必然だったのかなとも思うのですが。

(↑あくまで【ニール=マックス説】を前提としてですが)

祖父(親)殺しのパラドックス

TENET』に関わらず、この手の時間系SFを見る上で理解しておいたほうが良い学説があります。

それが『祖父殺しのパラドックス』。

今作ではニールが時間逆行について説明する際に出てきましたね。
知らない人からすれば急に出てきて混乱する概念だと思います。

親殺しのパラドックス(おやごろしのパラドックス)は、タイムトラベルにまつわるパラドックスで、SF作家ルネ・バルジャベルが1943年の著作 Le Voyageur Imprudent(軽はずみな旅行者)で最初に(この正確な形式で)描いた。英語では grandfather paradox(祖父のパラドックス)と呼ぶ。すなわち、「ある人が時間を遡って、血の繋がった祖父を祖母に出会う前に殺してしまったらどうなるか」というものである。

出典:Wikipedia(親殺しのパラドックス)

SF好きでご存知の方には何を今更ですが、
これは要は「過去を変えても未来は変わらない」ということですね。

往年のSF作品全否定ですが、パラドックスを無視するとモヤるのでより「正しい」のはこっちということらしい。

まあタイムトラベルがそもそもトンデモなので正しいも何も無いんですけどね。
バックトゥザフューチャー』が名作なことに変わりはないです。
(もし同作がリメイクされるなら『祖父殺し』に沿った設定で作ってほしいかなと思っていたり)

もっと分かりやすく


「まだ分からない?」

最近だと『アベンジャーズ/エンドゲーム』でもこれを基に話が進んでいきましたが、
もう少し詳しく言えば

たとえ過去に戻ってある時点で何かを変えたとしても、
そこからまた別の世界線の分岐が発生するだけで、

自分が今までに辿ってきた世界は変わらず存在し未来へ進み続ける


ということです。
だよね?

要はこれも今作でのキーフレーズですが
起きたことは仕方ない」ってことですね。

わからない人はシュタゲをやろう。

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ENDROLL

まあ面白かったです。
というより楽しめました
何よりこのコロナ渦にこれだけの大作を劇場で見られてよかった

冒頭で述べた通り、設定のアラとか矛盾に突っ込んでいたらキリがないので、
ただただ「観る」とか「感じる」のをおすすめします。
劇場で、それも出来ればIMAXで見たほうがいいですよ。

因みに池袋のグランドシネマサンシャインでは国内最高の状態で上映されているらしいので、行ける人は同劇場をおすすめします。

あと今作は動きのあるシーンで台詞が多用されているわけでもないので、
字幕でも全然映像に集中できます。その辺はノーラン映画のいいところですね。

では。
少しでも気になった方は是非、劇場へ足を運んでみてください。


↑宇多丸さんの『テネット』考察・座談会!
めっちゃ面白いので映画観た人は聞いてみてください!


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