コーヒーを飲む

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27歳,最近になってやっとコーヒーが飲めるようになった。
酒を飲み始めるのと同じようにいつの間にかコーヒーというものがただの苦い汁でなく,自分の心を落ち着けるアイテムとなるのはなかなかに興味深い。

最初は眠気を覚ますために飲むもので,私の中では罰ゲームの青汁,わさびシュークリームと同じ序列ののみものだった。
いっとき眠気がなかなか取れないときがあってそれを克服するために一日中コーヒーを飲んでいた。まず慣れ,次第に無意識に手が伸び,いつの間にやら毎日湯を沸かしては飲むようになった。

とはいえ,豆をゴリゴリ引くやつとか,理科室に置いて有りそうなガラスの筒でコーヒーを淹れるわけではない。そこまでして旨いコーヒーを飲みたいというレベルにはまだない。
毎日ドリップコーヒーを2杯くらい飲んで,ぼんやりするのが好きなのだ。

ただここまでコーヒーを飲むと色々道具を揃えてやってみたいなと思う自分がいるのも事実。正直あまりいい癖とは言えないが,そういうものに憧れてしまうのだ,私という人間は。

コーヒーで言うと憧れがもう一つあってそれは外でコーヒーを淹れるということだ。
私はバイクに乗るし,キャンプにも行く。いずれは山に登ったりスキーしたりと色々外でやりたいことがある。
そんなときに外で時間かけながらコーヒーを淹れたら最高じゃないだろうか。

いい感じの山道をバイクで駆け上がってきてここだと思うところでキャンプ用の折りたたみ椅子を出す。バイクの後ろに積んだバッグからバーナーと鍋を取り出してペッドボトルの水を注ぐ。
バーナーがゴーッという音を立てて炎を吐き出すのを横目に,ガラス瓶の中に入ったコーヒー豆をコーヒーミルに突っ込みゴリゴリと引く。
鍋の水がふつふつと泡を立てる間にドリッパーを用意し,引き立ての良い匂いを放つ粉末となったコーヒーをドリッパーの上に入れる。
鍋が沸騰しきってボコボコと泡が出はじめたらバーナーを止めて少しずつお湯を注ぐ。
コーヒーの粉が膨らんであわが出始める。しばらく蒸らして何回かに分けて注ぎ続ける。湯気の上るカップがいっぱいになったらコーヒーを一口飲む。
目の前には良い景色が広がり,傍らには自分のバイクがいる。
この瞬間を最高と言わずにいつが最高だというのか――――――――

長々と言うがそういうことをしてみたいのだwなんかかっこいいじゃん,くらいの軽いやつw
でも自分の選んだ場所で,自分がある程度こだわったコーヒーを飲むというシチュエーションはきっと幸せな時間なんだと思う。

ドリップコーヒーでももちろん良いのだが,量を飲むようになるといっぺんに2,3杯作りたいなと思う。
なにか,自分の気に入る道具を手に入れて毎日それでコーヒーを淹れる。自分のいつも使っている道具を持ち出して外でコーヒーを飲む。
うん,それだけでなんとなく素敵な気がするのだ。そしてそのときに素敵だと思ったことがコーヒーを飲むたびに思い出される。

コーヒーを飲む。
それだけだが,これだけワクワク出来る。
だからきっと道具を買おう。バイクに載せて景色の良いところに行こう。そこでコーヒーを飲もう。そうすれば私は得難い経験が出来るだろう。

 

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