おならの出し方という人生の命題について

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みなさま毎日元気にこいていますか?ひっていますか?それともたれていますか?

おならを出すという表現だけでたくさんの日本語がありますが、実際におならを出すときも色々な出し方がありますよね。

家の中にいる時は自然体のおならを奏でます。

友達といる時には腹圧を強めにしてガスのポテンシャルを最大に発揮し、盛大に放屁します。
友達とどちらがいい音をだせるか比べあいっこをしてもいいでしょう。

大切な人が寝ているそばでは、そっとささやくように…

その場その時でおならの嗜みかたは変わってきます。

反対に、すかしっ屁をこいておきながら、自己申告もなく知らん顔でいる。
腸内から出ようとしているものが気体なのか固体なのか、はたまた液体なのかを検知できずに履物を汚してしまう。

こういった行為は他人からの評価や、自分自身の自尊心に大きな傷跡を残しかねません。

そう、括約筋を自在にあやつりシチュエーションに応じて屁をこき分ける事ができる。それはすなわち品性のある大人の証明なんです。

おならの出し方とはそれ程までに重大な問題にもかかわらず世間であまり議論されていません。

今回は私のおならでの失敗談を交えながら「こんな時どうやっておならをすればいいの?」といった疑問に私が考える最高のおならの出し方を提案していきます。

電車の中

気になっている方が一番多いのではないでしょうか。

「電車の中」とシチュエーションを絞ってしまいましたが「不特定多数の人がいる状況」と読み替えて下さってかまいません。

盛大におならをしてしまうと、周りの視線を集めることになるでしょう。知らない人にどう思われてもいいなら選択肢としてありですが、気がづいていないだけで知っている人が近くにいる場合もあるので考え直した方がよさそうです。

「あの人電車の中でおならしていたらしい」なんてうわさが流れたらたまりませんよね。

私は電車に結構乗る方なんですが電車の中で誰かがおならをしたことに臭いで気づくことはあっても、特定にまで至ったことはありません。なので電車の中でおならをしている人を見たことがないんです。

おそらく皆さんもそうなんじゃないでしょうか。

なので「俺の屁を聞けー」とばかりに電車の中でおならをする人を見かけたら迷わずその日の話のネタになりますし、SNSに「乗ってる車両で半端ない屁をこく人おった」と投稿する人もいるでしょう。

残念ですが自己顕示欲が無限大な人以外はこういった場面でありのままのおならを出すことは控えた方がよさそうですね。

こういった場面での正しいおならの出し方とは…



すかしっ屁をこいておきながら、自己申告もなく知らん顔でいること。

最初にやめた方がいいおならの出し方として紹介してしまったので矛盾を感じてしまうかもしれません。

しかし盛大におならをこいてしまうと先ほど述べた通りの事が起きてしまうし、静かにおならをしたうえで「申し訳ありませんが、おならをしてしまいました。気分を悪くされるかもしれませんが気をしっかり持ってください」などと紳士的に注意喚起したところで精神異常者と思われるのが目に見えています。

少しも音をたてないように注意して、素知らぬ顔をしながら車窓から見える景色を楽しむ。これが、電車の中での正しいおならの出し方なのです。

当然おならを嗅ぐ側の立場になることもあるでしょう。

その時には自分がおならをする時だってあるんですから、誰がおならをしたのか犯人捜しをしたりしないでください。

友達と一緒にのっている時などで気が大きくなっているからといって「誰かおならしてね?めっちゃくさくね?」などと言わないでください。

あなたが言わなくても、臭いでみんな分かっています。

もっと寛容にいきましょう。

ちなみに人様に自分のおならを嗅がせるなんて申し訳ないという紳士淑女のみなさま。あなた方の心意気はとても尊い。尊敬に値します。

そんなジェントルな皆様におすすめなのが、一度車両を出て放屁したうえで別の車両に乗る方法です。

スムーズな放屁と乗り換えが出来なければ一本見送ることになりますが、常日頃から余裕のある時間管理ができていれば一本遅らせたところで問題ないはずです。

時間管理と腸内管理。

すべてを理性的にコントロールできてこそ紳士の中の紳士。淑女の中の淑女なのです。

意中の相手がいる時

おならをこいても笑いあえる友達の中に、たった一人好きな人が加わるだけでこんなにもおならをすることが恥ずかしくなるなんて…

甘酸っぱいですね。

将来は自分のおならで笑ってもらえるようになりたいな

なんて思っても今は難しいです。おならで相手を笑顔にするにはそれなりの関係性を築いてからですよ。

その相手の考え方がパートナーにはおならをしないで欲しい。というタイプの場合もあるのでそういった面でも注意が必要です。

パートナーのおならを許せない人が人を愛せるのかは甚だ疑問ですがね。

話が横道にそれてしまいましたが、細かく紹介していきます。

一番安全なのはトイレの時に済ませる方法です。

これを言ったらおしまいですが、このカードを切れる状況ならどんどん使っていきましょう。

トイレに行ってそんなにたっていないのに屁意(便意をもじった表現)をもよおした場合や、近くにトイレがない場合などでこの選択肢を塞がれる状況はままあります。

風が吹いている状況なら風下に立ちサイレントに済ませましょう。工夫もいらないです。音だけは出さないように。

風が吹いていない場合には外にいる以上その場に臭いがとどまることはないのですが、そのままにしておくのは危険すぎます。その時に出すおならの臭いが強い場合感づかれてしまうかもしれません。リスクマネジメントをしましょう。

あなたに軍師の才があるのであれば、孔明のように風を巻き起こしおならを消し去ってしまいましょう。

近くに目を引くものがあれば放屁後にすかさず

見てみて!あそこあるタピオカ飲みに行こうよー

と相手の手を引きその場を離脱します。※セリフの箇所はその場に応じて適切な文言を使用してください。

また、携帯を店に置き忘れたとかで一旦早足で戻った後に、頃合いを見て見つけるフリをするのもいいかもしれませんね。

風を起こすことも叶わず近くに何もないし気の利いた事も思いつかない絶体絶命の場合もありますよね。そんな時に「こんなんじゃ赤壁の戦いに負けちゃうよ~」なんて嘆いても何もはじまりません。策がなくてもなにかやるしかないんです。

そんな時は「鬼ごっこしよー」と急に走り始めましょう。脈絡がなさ過ぎて頭がおかしいと思われるかもしれませんが、背に腹はかえられません。相手の童心を呼び起こすくらいの純粋なスマイルで誘えばきっと相手も応えてくれるはず。

体調の悪い時

トイレ以外でおならをするべきではありません。

今まさに出ようとしているの”それ”は本当におならでしょうか

体の免疫は、悪いものをすぐにでも体外に出そうとしています。おならならすぐにあなたが出してくれるんじゃないかと踏んで、ガス以外のなにかをあたかもおならに擬態させているのかもしれません。

パンツを汚してからでは遅いんです。

汚れたパンツを洗いながら自分の直腸に恨み言をつぶやいたってしょうがないでしょう。

おならだと信じて出したのに」ですって?

直腸だって、あなたを苦しめるためにそんなことをしたわけじゃないんですよ!

時間がないからと便意をこらえた事はありませんか?
すぐにトイレに行けるからといって便意が来てからの時間を楽しんだことはありませんか?

そんなとき直腸だって思ったはずです。

上部直腸(直腸隊隊長):
どうして?こんなにも便意を送っているのに。なぜ菊ゲートは開いてくれないんだ?
前線はすでに崩壊している。このままでは直腸はおろか大腸すべてがやつらに支配されてしまう。
便意では…便意では開かないのか?

「便意を無視し続けたあなたは直腸との信頼関係を失ってしまっているのです。」

(体調が良くない異常事態。)

上部直腸(直腸隊隊長):
不味いな、民衆が集まりはじめている

直腸S状部(一般兵):
伝令!今回の行進はウィルスで武装しています!

上部直腸(直腸隊隊長):
なんだと!?

直腸S状部(一般兵):
食い止められません!!

上部直腸(直腸隊隊長):
はたして便意を送ったところで、この菊ゲートは開くのだろうか…今回は失敗が許されない

下部直腸(直腸隊参謀):
いや、今送るべきは屁意ですね

上部直腸(直腸隊隊長):
…そうか。

直腸S状部(一般兵):
そんなことをしたら母艦のパンツが取り返しのつかないことになる!我が隊はおろかこの母艦の名誉が失墜してしまうではありませんか!

下部直腸(直腸隊参謀):
上部直腸様。ご決断を

上部直腸(直腸隊隊長):
… 仕方あるまい。

上部直腸(直腸隊隊長):
こちら直腸隊。屁だ!屁が出るぞ!!菊ゲートを開けてくれ!!!

骨盤神経(伝令隊):
承知した。直ちに大脳に信号で屁意を送る

菊ゲート:
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

直腸S状部(一般兵):
よかったんですか?パンツは地獄と化しています。

上部直腸(直腸隊隊長):
仕方ないさ、大事なのは”名誉”より”健康”だろ?

直腸S状部(一般兵):
…隊長ぉ!!

どうですか!?直腸は何も悪くありません。アルマゲドンのブルースウィルス並みの苦渋の決断をしているのです。主題歌が聞こえてくるかのようでしたね。

私も最近、直腸隊からの信号に欺かれましたが、何も恨んでいません。あるのは感謝のみ。

みなさんも自分の中の直腸隊を労ってくださいね。

着座姿勢でのお昼寝中

休憩時間に机に突っ伏して寝ることってよくありますよね。両腕を机に寝かせその上に頭をのせて腰を少しそらして座骨に重心を置き脱力。その時お尻が少し持ち上がり気味になります。

そうです、屁を誘発する姿勢です。

こんなことありませんか?まどろみの意識の中おならをしている気がする。起きてみるとなんだかおならをした後の気分。

最近もまたこの現象にみまわれたので、隣の同僚に聞いてしまいました。

ジェン:
もしかして、俺が寝ている間におならしてなかった?

同僚:
…してなかったよ?でもその感覚わかるわ笑

答えるまでに少し間があったのが気になりますが、あのおならをしてしまった気がする現象に心当たりがある人は私以外にもいるようです。

「寝ている間におならを出した気がする」から「寝ている間におならを出してしまった」にならないように昼寝する際、私が日ごろから心がけていることを紹介します。

  • 昼ごはんの時に食物繊維をとりすぎないようにする
  • おなかを反らしたり押したりしてガスを出しておく
  • 便意がなかったとしてもとりあえず個室に入っておく

他にも昼寝中のおならに対策があれば教えていただきたいです。

トイレの中

男性なら共感していただけると思いますが、小の方をしているときって結構おならをしたくなりませんか?

見知った仲の人が一緒に来ている場合、盛大にかましてしまっていいでしょう。

その人が合わせておならをしてくれれば、もはやおならをする方が普通になります。知らない人がノってくれたら友達になれるかもしれませんね。

一人で来ている場合はどうでしょうか。

他人が一人や二人だったら普通におならをしてもよさそうですが、列を作ってしまうような場所では難しそうです。

好き放題に奏でようものなら、チャックを閉めて手を洗うまでの一挙手一投足を並んでいる人々にジロジロみられる事うけ合いです。調子のいいグループがいれば絡まれる可能性もあるので気を付けた方がいいでしょう。

意外に思うかもしれませんが「周りに人が全くいない場合」と、「一人二人がいる場合」であればおならを出した際の危険度が高いのは「周りに全く人がいない場合です。

ある程度人がいる状況でおならをした場合、聞き手は驚くかもしれませんが「まぁトイレだから普通か」といった程度であまり気に留めません。加えて人は無意識のうちに、他人に聞かせる音量と音質に調整しています。

反対に人が全くいなければどうでしょう。ここぞとばかりに派手なものをかましてやろうと考えてしまいますよね?

大体の場合は何事もなくすっきりすることができます。しかし、運悪くそこに人が現れた場合なかなか悲惨です。

実際に私にも起こりました。

ふらっと寄ったスーパーでいつも通り用を足していた際に屁意が訪れたので、チラチラと個室に目をやり誰もいないことを確認しガスの赴くまま完璧にリラックスしたおしりで放屁しました。

家でもなかなかお目にかかれないような低音のサウンドで我ながら惚れ惚れするほどでした。
活きの良いのがでたなぁなんて自分の腸内環境をほめていた矢先に誰かの足音が近くで鳴っていることに気づきました。

馬鹿な、人がいないことは確認していたはず

自分の出した音と同時に人が入ってきていたので、気が付かなかったのです。

多少聞き手を意識したオフィシャルサウンドならいざ知らず、自分の為だけに奏でたプライベートサウンドを他人に聞かれてしまった。心を丸裸にした一瞬を目撃されてしまった。

私の自尊心は一瞬のうちに引き裂かれてしまったのです。

その場に居合わせた壮年の男性は私を咎めることもなく、ただただ気持ちよさそうに彼がトイレに来た目的を果たしていました。

ですが、関係ないんです。公共の場所で何にも気づかないで痴態を晒してしまっていたという自意識が私を責め立てるんです。

あれ以来、人がいなかったとしても公共のトイレではオフィシャルサウンドを奏ででおります。

まとめ

今回の記事がおならに対する、ただただ下品であるというイメージに一石を投じることができれば幸いと考えております。

  • 仲間と奏であい絆を確かめあう
  • 聞かせたくないという思いから相手への想いに気付かされる
  • 上手く出せなかったときに自分の生活を振り返る
  • 調子に乗ってしまって失敗する

おならで人を傷つけることもできます。おならで人を笑顔にすることもできる。

いいおならがだせれば健康でいられる。健康でいれば人にやさしくできる。人にやさしくしてあげれば、その人もいいおならがだせるはず。

「おならの出し方」とは「魂のあり方」

正しい倫理観と整った腸内環境がそろってこそ、品性のある大人になれるのです。

皆さんはこれからどんなおならをしていくのでしょうか…

皆さんの奏でる音色に思いを馳せながら、私も私自身のおならの出し方を探しつづけていきます。

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